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コーヒーで眠気を覚ますのがクセになるのは危ない?

公開日: : 最終更新日:2014/06/12 睡眠に関する基礎知識

coffee

カフェインなしで睡眠習慣をつけることは可能

寝起きが悪かったり、朝が弱いなどの理由で、朝にコーヒーを飲んで目覚める習慣を付けている人がいます。コーヒーにはカフェインが含まれており、睡眠物質の働きを阻害するためその瞬間は目が覚めた感じがします。

具体的にメカニズムを説明します。人は何もしなくても、ただ覚醒しているだけで脳内に睡眠物質(プロスタグランディンD2)が蓄積されていきます。プロスタグランディンD2はアデノシンに変換され、覚醒抑制物質GABAを増やします。GABAは脳の神経を鎮静化させる作用があり、脳を覚醒させる働きのあるヒスタミンを抑制するため、GABAが増えると眠くなります。

コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインは、アデノシンがGABAを増やす作用を阻害します。結果的に眠気が覚めるわけですが、一つ問題があります。それは、メラトニンは睡眠物質ではないため、カフェインを飲んでもメラトニンの増減とは関係ないということです。したがって、コーヒーを飲んでもメラトニンのリズムを正す力はなく、夜の睡眠の質を上げる効果も期待できません。

したがって、メラトニンのリズムが乱れている間は、いくらコーヒーを飲んでも朝の目覚めは悪いままとなります。なので毎日かかさずコーヒーを飲まないとスッキリ目覚めることができなくなります。根本の問題を残したまま、その場しのぎの対策をしている状態ですね。

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毎朝の習慣になるとやめにくくなる

毎日やっていることは、「自分の好きなこと」と勘違いしがちです。毎日朝にコーヒーを飲むのが習慣になっていると、「自分の好きでやっている」と思ってしまい、メラトニンのリズムを治す機会をいつまでも失ってしまうことになります。良かれとおもってしている行動が、間接的に問題の解決を妨げているのです。

朝にしっかり日光を浴びてメラトニンのリズムを正していれば、メラトニンリズムが正常化して自然と睡眠の質が上がり、朝の目覚めもよくなってコーヒーが必要なくなるはずです。朝の光を受けるの習慣化し、コーヒーなしで元気に過ごせるようになりましょう。

>>メラトニンが体内時計を調整しコンディションを整える

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